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会期:2023年9月30日(土)〜11月12日(日) 会場:3階企画展示室 |
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19世紀、二度にわたり来日したドイツの医師で博物学者のフィリップ・フランツ・フォン・シーボルト。文政6年(1823) |
に彼が長崎・出島のオランダ商館付医師として初来日してから本年(令和5年(2023))は200周年を迎えます。シーボルト |
は江戸時代の日本に近代西洋医学を伝え、出島の外に設置した鳴滝塾で医学や自然科学を教えました。それまでも長崎へは |
海外からの最先端の知識を求めて国内各地から多くの遊学者が訪れていましたが、シーボルトから教えを受けようと全国各地 |
からより多くの入門者が長崎の地に集まりました。長崎で修学した門人のある者は故郷に戻り、ある者は別の土地にてその分 |
野の第一線で活躍していきます。門人同士の親交 もこの長崎で育まれ、深められたものでした。 |
また、シーボルト自身、門弟の教育の傍ら、日本の研究にも力を注ぎ、門人たちもその協力者となりました。特に、文政9年 |
(1826)の商館長の江戸参府に随行したシーボルトは立ち寄った各地で彼を訪ねてくる学者や知識人たちと学術的な交流を |
行い、新たな人脈を構築、彼の日本研究を前進させていくこととなります。 |
本展覧会は令和5年度に長崎市が中心となって行うシーボルト来日200周年記念事業の一環として開催する特別展です。約6年 |
間の日本滞在中その大半を過ごしたここ長崎で、そして江戸との往復で訪れた各地で、門人や蘭学者、大名や通詞などシーボ |
ルトに関わった人々の資料や江戸往復の際に立ち寄った地域に残る関係資料をとおしてシーボルトの「足跡」をたどります。 |
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(上記文章は、長崎歴史文化博物館の許可を得てホームページの記事を引用させていただきしました。)このページへ直接ジャンプ>> |
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